頭専科だより



 柊舎には衣裳製作担当の他に頭飾り専門のスタッフがいます。


私たちの間では「頭専科」と呼んでいるこの部門の親分の
Fさんは、30年以上前に帽子の製作を学び、それ以来ティアラはもちろん、村娘風のお花飾り、シルクハットやターバン、動物の頭等、頭に関する飾りの全てを担当しています。
ゴードンさんはこのFさんのことをいつも Hat Lady” と呼んでいました。


 Fさんの頭飾り製作の過程は、1ミリの差で表現が変わるほど緻密なものですから、この部門のスタッフの仕事は正確さと完璧さが要求されます。


 公演や発表会等、作られる衣装は必ず頭飾りも同時にデザインしていますので、多くの場合衣裳で使った材料を頭飾りにも取り入れて作ります。

グラン・パ、やバリエーションの為のティアラも、必ず衣裳に使われているブレードやラインストーンを組み込んで、衣裳と頭飾りはトータルで製作しています。



  
今回は7月公演から、コッペリアの市長さん役の為に作ったシルクハットの製作過程と、他の数点をご紹介します。

















<市長さん完成>





   <スワニルダ3幕>
                         

                                <時>

          

             <戦い・女性>


 次回の「頭専科だより」はティアラをご紹介する予定です。

 

 

 


公演終了

公演終了

先月の井上バレエ団公演コッペリアは無事に終了。

今回ゲストにお迎えしたパリ・オペラ座・バレエ団のシリル・アタナソフさんとエマニュエル・ティボーさんは、何度かお仕事をさせていただいているお二人です。

特にアタナソフさんは度々井上バレエ団の公演に出演して下さっていて、
コッペリアではコッペリウス役で1990年の初演の時から出演なさっています。
コッペリウスの衣裳はその時にアタナソフさん用にお作りしたものですが、20年経った今でもサイズが変わることなく、直しなしのピッタリサイズで着こなして下さいました。

             
                      <コッペリウス>

ティボーさんのフランツ役は今回が初めてでしたので、来日なさってから本番までの間に新調しましたが、いつもリハーサルの合間をぬっての仮縫いに快く協力してくださるので仕事がやり易いです。
オペラ座の先輩・後輩の共演を舞台で見られるのは貴重でした。

            
                         <3幕 フランツ>

初演から20年ということもあって傷んだ部分も多く、手直しして生まれ変わらせたり、スワニルダを初め多くの衣裳を新調しました。
3幕の結婚は今まで使用していた「かわいい村の男女」の衣裳とは少し雰囲気を変えて、落ち着いたオフホワイトとゴールド系になっています。

           
                  <3幕 スワニルダ>


             
                    <マズルカ>

         
                 <開演前の舞台袖で>

次回は柊舎の”頭専科”をご紹介します。



リフォーム

 リフォームしました

今日は最近行ったリフォームのご紹介をします。
オーロラ姫の貸衣装のご依頼がありましたが、
柊舎の在庫のオーロラ達でサイズ合わせをしてみると、
あいにくお直しが難しい状態でした。

在庫衣裳の中に、飾りは無くボディは白+金のブロケード、
スカートは白のチュチュの上ににゴールドチュールを掛けた衣裳を発見!!
ほとんど新品状態で、しかもご依頼のサイズに対応可能でしたので、
これをオーロラ姫仕様にリフォームすることにしました。


<リフォーム前>



 


オーロラ姫に使えるようにスカートの上には更にボディと同様の布を載せ、
ゴールドのブレードやスパン等で飾ってみました。
頭飾りも付ければ、オーロラ姫に・・・・・

<リフォーム後>

 
ご依頼主に喜んでいただけたでしょうか?

押し入れで眠っているお手持ちのお衣裳を
違う役に変身させて再び舞台にデビュ=させてあげるのも良いですね!


柊舎: 03−3417−4591




最近のご注文例

 
最近のご注文新作より2点をご紹介します。

コッペリアより

スワニルダの結婚。大人用衣裳です。
ご依頼主のご希望により、オフホワイト+ゴールド系で、
落ち着いた少しリッチな感じの仕上がりにしてみました。

以前ご紹介しました子供用のスワニルダは村娘風のかわいい出来上がりを目指しましたが、
今回はそれとは違った少し大人っぽい雰囲気です。







ドン・キホーテより

前々回の記事で ”Aさんがキトリ製作中” の様子をご紹介しましたが、
それが出来上がりました。
キトリのお子様用衣裳です。
コンクール出場の為とのご依頼を受けました。
ご希望は赤+黒。











ゴードン・ハッチングス

ゴードンさん

6月にコッペリアの衣裳を準備していると、
1990年に初演の衣裳製作をした頃が思い出されます。

その年、以前から井上バレエ団の全幕公演のデザインをして下さっている
ピーター・ファーマーの紹介で、ゴードン・ハッチングスが 『強〜い助っ人』 として
柊舎に滞在し、男性やお人形達の衣裳を担当して作業をしたのです。

ハッチングスさんはバレエダンサーから衣裳製作に方向転換したオーストラリア生まれの方です。
60年代初めにロンドンに渡り、サドラーズ・ウェルズ・オペラで仕事を開始。
以後、イングリッシュ・ナショナルバレエ等イギリスのバレエ団だけでなくカナダのウィンペグ、
オランダ国立バレエ団、シュツットガルト、サンフランシスコ等、世界中の主なバレエ団の衣裳に関わってきた達人でしたが、私たちの間では 『ゴードンさん』 と呼ばれ、
穏やかな優しい笑顔のオジサマでした。




私たちは自分の仕事をしながらも、本場の衣裳がゴードンさんの手で日々出来上がっていく過程を間近に見て全てが 感激! の連続。

全く日本語は解らないゴードンさんでしたが、衣裳の作業をしている間は、
スタッフが日本語で質問して:
『ゴードンさんここ、どうしたらいいですか??』
彼は英語で 『OOXX、OXX・・・』 と答える。 
言葉は通じないのに、なぜかお互い意味が通じてしまう?!  これは不思議でした。

以後13年間、毎年6月〜7月にゴードンさんは柊舎に滞在し、
私たちと一緒に公演の衣裳製作をしました。
『ゴードンさ〜ん!お茶で〜す!』
『ハ〜イ』と答えるゴードンさん。
彼の作品や作業をしている姿を見る事は、私たちには大変貴重な時間でした。

香港の芸術アカデミーで衣裳製作の指導をしていらしたこともあり、
時間のあるときは、私たちには苦手になりがちの男性衣裳についてや、
パターンの講座をして下さったりして・・・・・

毎年7月の終わり頃に ”See you next year!" と言って帰国し、
翌年の6月 ”Hello〜!"と穏やかな笑顔で現れるゴードンさん。

2003年の7月も「眠れる森の美女」の仕事を終えて、
”See you next year!"と笑顔で元気にお別れしましたが、
その年の終りに急逝され、もうあの笑顔にお会いする事が出来なくなりました。
本当に ”Be loved person” でした。

でも柊舎の中には今でもゴードンさんの教えが続き、私たちはそれを大切にしています。



男性衣装

<只今公演準備中>

 写真をお見せするにはちょっと雑然としていますが、
 ただ今仕分け作業中の公演用衣装達。
 ゴードンさんの作品。



 

今日の柊舎

今日の柊舎

6月に入り、井上バレエ団7月公演、「コッペリア」の準備が忙しくなってきました。

リハーサルの合間にダンサーに各役の衣装を合わせる作業も漸く終わり、
(この作業、結構大変なんです!)
今はサイズ直しをするものと、新調するのもに分かれて作業をしています。

井上バレエ団の「コッペリア」の衣装は1990年の初演の時に作られたものですから、
20年の間に何度も使われて、消耗しているものや新調しなければならないもあります。

手を加える時は再度デザイン画を見直して、
出来るだけデザイン画を忠実に再現していきます。

公演の衣装は、海外で調達した布を使っていた場合や、
20年の間に廃盤になってしまった材料もあり、
作り直しや補修には苦労も多いのです。

そんな訳で、いまスタッフは頑張っています。

マズルカ

今日も
Sさんが公演用のチャルダッシュの女性の衣装を製作中。






こちらではAさんが
コンクール用のキトリを製作中でした。

他のスタッフも含め今日も皆頑張りました!









パ・ド・シスの新作


眠れる森の美女より
 
先月、パ・ド・シスの子供用衣装をご紹介しましたので、
今日は大人用の新作ををご紹介します。

北海道のお教室からパ・ド・シスの貸衣装の依頼がありました。

「妖精」というと淡い色合いのイメージがありましたが、
ご依頼を受けた時、ちょうど既に柊舎にあるパ・ド・シスとは違う、
少し個性的な雰囲気の衣装を作ってみようという計画がありましたので、
新調の貸衣装として作りました。

ボディの生地はシルクの綴れ織りで、飾りはゴールド系。

スカートは5色のチュールを11段の重なりの中に入れて、
深みのある色彩を演出し、ボディとの色合わせにも気を使いました。

パ・ド・シスとしてだけでなく、
他のバリエーションにもお使いいただけます。


パドシス4


サイズはMサイズ: バスト=80、w=60、ヒップ=80〜90
          背丈=37、身長=160

サイズはお使いになる方に合わせて、お直しを致します。


パドシス1


ここでは3色をご紹介しましたが、
この他にパープル、ピンク、ブルーがあります。


パドシス5



お問い合わせは「柊舎」まで。
03−3417−4591

コッペリア スワニルダの衣装を製作しました

今回は子供用、スワニルダの婚礼の衣装をご紹介します。

従来は白系で制作していましたが、今回はブルー系で製作してみました。

スワニルダの衣装といえば定番の、

・そでのレース
・胸元のお花
・村娘風のキュッとしまったウェストのライン

に加えて、柊舎の特徴として、
婚礼ということで胸元にゴールドを使用し、
スカートのリボンはグラデーションにしてあります。

素敵な頭飾りも同時に制作しておりますので、
またご紹介いたします。


B72 W58 身長150

眠りの森の美女、妖精の衣装ができました

眠りの森の美女、パ・ド・シス、
子ども用のレンタル衣装を製作しました。

今回は、コンクールに出られるお子様が
ご利用になった3着をご紹介します。

サイズなどの条件をお伺いして、
それぞれの方にぴったりになるように少しずつサイズを変えて
お作りしています。

今後も様々な方にレンタル衣装としてご利用いただけます。
レンタルをご希望の方は、サイズ調整いたしますので、
まずはお気軽に、ご相談ください。



ミントグリーン: B67 W56 身長145



ピンク: B60 W48 身長133



オレンジ: B65 W55 身長145





柊舎のブログがオープンしました



こんにちは☆
私たちは、バレエ衣裳制作の「柊舎」と申します。
このたび柊舎のホームページとブログがオープンしました。
新しく作った衣裳などをこのページでご紹介していきたいと思います。

今日の画像は、海賊のティアラです。
頭飾り専門の職人がひとつひとつ丁寧に手作りしています。
世界にひとつだけの衣裳とティアラを、
あなたも柊舎で作ってみませんか?

お問い合わせはホームページから、まはたお電話でお気軽に。
柊舎をどうぞよろしくお願いします☆



公式ホームページ

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